約88万円を約160万円に増額できた事例
この依頼者の方は、交通事故のむち打ちの被害にあった後通院を続け、通院が終了した段階で約88万円の示談提示を受けたという方でした。
アウル東京法律事務所でお受けし、結果、裁判をせず交渉のみで約160万円の増額に成功しました。
なお、幸いにも後遺症がなかったため、自賠責に対して後遺障害の申請はしませんでした。
示談金増額のポイント1~裁判基準の慰謝料~
弁護士が増額交渉する項目としては、まずは慰謝料があげられます。
加害者側保険会社も通常、慰謝料の提示をしてくるでしょうが、裁判基準で慰謝料を提示してくることはまずないでしょう。
そこで、裁判基準での慰謝料の請求を行い、交渉しました。
示談金増額のポイント2~主婦の休業損害~
主婦は現実に収入を得ていないため、仕事を休んでも休まなくても給料をもらえないことに違いはありません。
しかし、他人のために家事という労働を提供しています。
交通事故でケガをすると、家事労働にも支障が出ますので、休業損害の請求ができます。
今回のケースでは、弁護士介入前は1日5700円という自賠責基準をもとに請求されていましたが、主婦の休業損害は女性の平均賃金をもとに算出されるのが一般的です(たとえば賃金センサスの平成26年・女性平均賃金(学歴計)は364万1200円です。そうすると1日あたり約9976円となります)。
今回のケースでも、賃金センサスの女性平均賃金を基にした休業損害の請求を行いました。
慰謝料と休業損害の増額で約1.8倍の増額に成功
以上の2点、慰謝料と休業損害の増額に成功により、示談金額約1.8倍の増額に成功しました。
後遺障害の等級認定がされていないケースでも弁護士が介入することにより増額されることがあります。
気になったら、ぜひ、弁護士にご相談ください。